ONE SWORD株式会社 5期目のご挨拶|ONE SWORD株式会社
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ONE SWORD株式会社 5期目のご挨拶

お知らせ

ONE SWORD株式会社は、おかげさまで2020年2月1日より5期目を迎えました。

そこで、普段お世話になっているみなさまへ代表の安部よりご挨拶です。


ワンソードを知ってくださり、仕事を共にしてくださるみなさまと応援してくださるみなさま、いつも本当にありがとうございます。

2020年2月9日をもちまして、早いもので創立4周年となり、お陰様で5期目(2月1日より)に突入することができました。

僕が起業したキッカケは、
「ソーシャルグッドな企業や個人を応援することできちんと収益も得られる会社ができたら最高やん!」
という動機からでした。
(詳しくは 代表メッセージ にも書かせていただいてますのでぜひご覧くださいませ。)

僕自身は「お金が全て」なイメージで敬遠していた金融の世界に「真心」を持ち込んだ鎌倉投信。

鎌倉投信

鎌倉投信 鎌倉倶楽部 受付: 9時〜17時 ※土日祝・年末年始を除く 資産運用に関する注意事項 投資信託のお申し込みに際しては、以下の点をご理解いただき、投資の判断はお客様ご自身の責任においてなさいますようお願いいたします。 投資信託は預金または保険契約ではないため、預金保険および保険契約者保護機構の保護対象にはなりません。 また、「結い 2101」は、投資者保護基金の対象でもありません。 …

「(社会にとって)いい会社(を目指す会社)にしか投資しません」という、綺麗事と揶揄されてしまってもおかしくないコンセプトにも関わらず、なんと2013年に引き続き、「R&Iファンド大賞2019」において再び最優秀ファンド賞(NISA/国内株式部門)に選出されました。

2011年東北大震災の際も、ほとんどのファンドが資本が引き上げられる中、こんなときこそ日本を引っ張る企業を応援しなければと、根強い個人投資家のファンがむしろ積極的に投資したという逸話もあります。

つまり「道徳と経済の両立」を高い水準で成立されているのです。

CSV(Creating Shared Value)という言葉があります。

「その企業の商品サービスの売上が上がれば上がるほど社会がよくなる」構造をデザインしていくことだとすると、鎌倉投信はそのお手本のような存在です。三方良しとも言えますね。

彼らが投資による支援のプロフェッショナルとするならば、我々ワンソードは現場で伴走型支援(マーケティングやクリエイティブ、システム開発や広報など)を行うプロフェッショナルを目指したい。

そうして立ち上げたのがワンソードという会社です。

幸いなことにソーシャルグッドな方々を日々ご紹介していただき、たくさんのご縁をいただいています。いつも本当に本当にありがとうございます。

ただ、我々のような存在が社会から必要とされているという確かな実感とは反比例して、各施策のクオリティをもっと上げていかないと、ワンソードを最高の武器として手にしていただくことができません。

そのため今ワンソードではただひたすらに各人の技術向上や経験が得られる環境や機会への投資を積極的に行っています。

また、立ち上げて4年で明確になってきた議題として、「ソーシャルグッド」の定義が人により異なることをどこまで許容するのか、ワンソードはどの範囲まで受容できるのか、ということがあります。

まず、代表安部個人の価値観で判断することは違うと考えました。「安部にとってソーシャルグッドと思える企業を支援する」ことを目的としているのではなく、「価値観は皆異なれど、(経済合理性のみではなく)社会にとっていいか否かを経済活動の重要指標におく考え方により多くの企業がシフトしていく」ことを目的にしているからです。

ワンソードのメンバーにヴィーガン(人間が動物を搾取することなく生きるべきという主義を持つ人)がいます。そこに畜産業界を良くしていこうと活動されている畜産企業のかたから広報施策のご相談がきた場合、これとどう向き合うのか。

つまりどちらも「よりよい社会を目指していること」は共通していても「問題」と「解決方法」がメンバー間で認識が一致しないということがあった場合、ワンソード全体として意思決定のプロセスが明確になっていないと内部分裂を起こしかねない状況がありえるのです。

もちろんこれは極端な事例ですが、他にも程度の大小はあれど、メンバー人数と抱える案件数が増えるにつれ、この議題が顕在化してきています。現在はこれに対して、

  • 納得・賛同できない案件については参加拒否権を持つ
  • ワンソード全体の経営状況次第では案件責任者から打診はできる
  • その上で最終判断は本人に委ねられる
  • (つまりある個人にとっては賛同しかねる案件でもワンソードとして許容する可能性を残している)

という対応をしています。一見民主的な制度ですが、ただ、これが行き過ぎると、ある個人にとっては自身の主義に反することを積極的に支援する企業に属してしまうことになり、極めて共存が難しくなります。相対主義の絶対化(強要)にもなりかねません。

これは社会の縮図でもあると考えています。
そう考えると、そこに必要なのは対話でしかないし、両者ともが極端な選択になってしまわないよう、総合的に捉え、納得感を大事にしながら現実的な妥協案を模索していくことでしかないのかなと、現在ではそう考えています。

ただここに関してはまだまだ答えが出きっていない状態なので、メンバー全員で考え続ける必要があると思っています。(これについては先日2月11日に行ったプチ合宿でもみんなで議論しましたが、それについてはまた後日お伝えします)

他にも働く環境や報酬体系などに対しても、各人の「納得感」を最重要指標としています。

そんなことを考えながら、自分たちにとってのソーシャルグッドとはなんなのか、どんなソーシャルインパクトを目指すべきなのかを模索しながら日々活動しています。周囲のかたを支援する側のはずなのに、お世話ばかりしてもらっている気がするので、もっと役に立てるよう目の前の仕事に一所懸命取り組んでまいります。

節目となる5年目、皆様何とぞ宜しくお願いいたします。

ONE SWORD代表 安部謙太郎

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