Win・Mac両対応フォーマット、バックアップにはexFATがオススメ!だがしかし・・・|ONE SWORD株式会社

Win・Mac両対応フォーマット、バックアップにはexFATがオススメ!だがしかし・・・

ナレッジ・ノウハウ
ONE SWORD編集部

こんにちは!デザイナーのNOBUです。
パソコンの容量足りてますか?

写真や動画がかんたんに撮影できるこのご時世、パソコンやスマートフォンの容量って大事になっていますね。
本記事ではバックアップに使用する外付けストレージのオススメ設定方法を解説します。

まず前提条件はこちら
・WindowsでもMacOSでも使用できる
・4GB以上の大きなファイルを取り扱うことができる。

フォーマットの知識編とこれまでできなかったこと。

よく使用されるフォーマットとして認識していたのは
NTFS、HFS+、FAT32、です。

簡単に説明するとこんな感じです。

①Windowsマシン専用(NTFS)
②Macマシン専用(HFS+)
③Win・Macどちらも使えるもの(FAT32) ※ただし1ファイル4GBまで

③はSDカードなどでよく使われているフォーマットで、購入時にこのFAT32になっているケースが多いです。
Win・Macどちらも対応と箱に書かれている商品は大体これです。

細かな仕組みがどうなっているのかの解説は割愛しますが、
③問題点は1ファイルが4GBまで(厳密には小数点以下があります)のため、撮影データを4GBに自動分割してくれるカメラであれば大丈夫なのですが、内臓HDDの機種で記録した大容量ファイルや動画編集で書き出したファイルが高画質なものや長編のものの場合10GB超えになってしまうことも良くあります。非圧縮動画は20GBなんてものもあります。

他にも、たくさんの写真や動画をZip圧縮して8GBの1ファイルなんてこともあります。

これらがパソコン上で保存できているのにはフォーマットが要因なんです。
NTFSこれはWin専用で1ファイルに容量制限がありません。
HFSこれはMac専用でこちらも1ファイルに容量制限がありません。

そのため上記のように大きなファイルを保存することができるんですね。
ただ、NTFSとHFSは互換性がないため、(厳密には読むことだけできる。)
例えばNTFSフォーマットのHDDをMacマシンに繋いでも、ファイルの移動や保存はできません。
逆にHFSフォーマットのHDDをWinマシンに繋いでも、保存などができません。

こういった理由からFAT32が重宝してるわけです。
Win・Macどちらも使えるし、便利ってことです。

ですが、FAT32は4GBを超える大容量のファイルの保存ができないのです。
特に映像制作をしているかたは悩みの種だったかと思います。

もちろんWin環境のみですべての作業をしているかた、
Mac環境のみのかたは問題はないのです。
本体も外付けHDDも同じフォーマットにしておけば良いからです。

おそらく最強の両用フォーマット!!

HDD
ここで今回ご紹介するのがexFAT(いーえっくすふぁっと)というフォーマットです!
弱点があるとすればOS起動用には使用できないこと、TimeMachineに使用できない、
MacOS 10.6.5やWindows7より前のOSでは使えないこと、くらいです。

2018年夏現在、Windows10やMac OS 10.12や13のかたが多いと思います。
つまり、外付けHDDやSSD、バックアップ用としては最強のフォーマットと言えそうです!

Win・Mac両方の機種で保存ができ、4GB以上のファイルに対応!!!

これです。まさに待っていました!こういうの。
(2006年11月から導入されているため、ただ知らなかっただけですw)

余談ですが理論上最大ファイル16EB(エクサバイト)!!!こんな単位見たことないです(笑)
キロ・メガ・ギガ・テラ(←今ここ)・ペタ・エクサ・ゼタ・ヨタと1000倍ずつ上がる、エクサです!

多分それが必要なのは、4Kとか8Kとかの動画が
4Gとか8Tとかになっている頃かもです。Retinaディスプレイなんか目じゃないくらい高精細で♩

exFatフォーマットの手順(Mac)

さて、僕が使用しているMacが容量パンパンでギリギリなので、
大きなファイルを外に移動するべく、exFATフォーマットしていきます。

Macでディスクフォーマットをする手順の参考になれば幸いです。

手順
①HDDを用意し、Macにつなげます。
②ディスクユーティリティを立ち上げます。
③外付けHDDを選択し、フォーマットを選びます。
④完了!!

Macのメニューから「ユーティリティ > ディスクユーティリティ」へ進みアプリを立ち上げましょう!
ユーティリティ
ディスクユーティリティ
フォーマットを選ぶ
「消去」というメニューを選んで進むと、フォーマットを選択できます。
とっても簡単ですよね!

エラー!エラー!エラー!

フォーマット失敗
先ほどの手順で進めるのですが、、、がうまくいかない・・・?
エラーが出てしまいフォーマットできず。。

Webで検索すると「2TBの壁」、「High Serraでのバグ」?などいろいろ出てきました。

Mac外付けHDDフォーマット:『指定したパーティション方式ではサポートできません』と表示された時の対処法

データのバックアップについては、安全性を優先し確実に行っています。それで、定期的に外付けハードディスクを購入している訳ですが、初期フォーマットの際に『ディスクが大きすぎるため、指定したパーティション方式ではサポートできません。操作に失敗しました。』とエラーが出てしまいました。 今回は記録として、その原因と解決方法を記載致します。 …

Mac(High Sierra)で4TBの外付けHDDがフォーマットできない – Qiita

macOS High Sierra (10.13.2)な iMac に某B社の4TBな外付けUSBハードディスクを接続して、ディスクユーティリティから再フォーマットしようとすると「MediaKitが要求された操作を行うには装置上に十…

ターミナルからディスクフォーマットができると知り、恐る恐る進めてみました!
ターミナルコマンド

ですが、うまく行かず。

一旦Macフォーマットにしてから進めて、、、
あれ?

フォーマット完了?

何度か試しているうちに、exFATでフォーマットできました!
自分も腑に落ちないままに、フォーマットができてしまったようです。これはこれで良しとしますか。

いかがでしたか?
以上、大容量(4GB以上)のファイルも保存できてWin・Mac両対応のバックアップの設定でした!
Win専用のNTFSをMacで読めるようにする(逆も)ソフトもあるにはあるのですが、フォーマットひとつで両対応できることから今回はこの方法を採用しました!

参考になれば幸いです!
っと、なるはずだったのですが、これがうまくいかず・・・泣

フォーマット完了!!そのはずが・・・

どうなってしまったのか見て行きましょう。
早速、大きなファイルを保存してみます。1ファイル25GBのZipファイル(大量の写真が詰まっている)を保存することができました。
確認でWinマシンで認識できるかチェックです。Win7のマシンにHDDを接続しました。すると・・・

Win7で確認

25GBのファイルを閲覧はできているようです。不可視ファイルが色々見えているのはご愛嬌^^

解凍失敗

Winマシンにて25GBのZipを解凍するも、、、あれ?
4GBで止まっている。うまく解凍できなかったようです。
まさかの4GB制限になってしまっているかもです。

MacにHDDを接続し直して、チェックしてみました。

Macで確認

25GBのZipで解凍したものが、4GBになってしまっていますね。

うーむ。お役立ちブログになる予定だったのですが、奮闘ブログになってしまいました。
スペックだけするとexFatが最強なのですけどね^^;

再度チャレンジしてフォーマットがうまくいくか検証したいと思います。
快適な動作を確認できたら、またこちらに書きますね!

ノブソードでした!

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