QUEST 3「スローガンがほしい!」後編〜ついに完結!スローガン発表〜|ONE SWORD株式会社

QUEST 3「スローガンがほしい!」後編〜ついに完結!スローガン発表〜

リニューアル
山本 名々恵

こんにちは、広報のななちです!
 
今年の夏は長かった。。。
もういいやんーという全国民の思いを無視しても居座り続ける鋼のメンタル。。。
残暑メンタル見習いたいなぁ。
 
「ONE SWORDの新しいウェブサイトができるまで」を発信するこのシリーズ、
さあ、ついに最終回。

前回の記事はこちら!

まずはこの図を思い出していだだいて…
 
 

UKさんよりいただいたイメージ図


 
ということで、自社のアイデンティティを定める壮大なジャーニーも今日でクライマックスを迎えます…!
 
決めていくのは、「ONE SWORDのスローガン」!!さあ、早速いきましょう!
 
 

ワークシートの結果

 
今回スローガンを考えていくにあたり、UKさんより出題された2つのワーク。
 
1つ目は、全9問からなるワークシートで、もうひとつは仮のアイデアに対するフィードバックでした。
 
今回はボリュームも多く、全ての回答をご紹介するのは難しいので、「ピックアップ回答」をひとつ掲載し、所感を添えて書いていこうと思います。
 
(ピックアップ回答に関しては、「これはみんなの意見を集約しているかも!」というものを私の独断で、選びました)
 
 
 
 

【Q1】今回策定する合言葉について、口に出す場面として最もイメージしやすいシーンはどんなものですか?
 
 
・会社として、何かルールをつくるとき

 
これは本当に、ここ数年でとても増えた議論です。
 
「受けるべきではない仕事」「プロジェクトの進め方」、さまざまな場面で必要なルールをひとつの軸で決めることができれば、、、
 
たくさんの回答がありましたが、このシーンに集約されているんじゃないかと思いました。
 
 
 
 

【Q2】今回策定する合言葉は、「思考」と「行動」のどちらに寄ったものだと思いますか?
 
 
・どちらも含むもの!!

 
これに関してはほぼ満場一致だったので、逆に質問の意図をUKさんに聞いてみたのですが、
 
曰く、「“文化系(インテリ)っぽい感じか、体育会系(アクティブ)な感じか”の手がかりを得たかったんですが、ちょっと質問の仕方を間違えた」とのことです笑
 
この間違いはさておき、「いつものフォーマットの当てはめ」ではなく、ワンソードのためにひとつひとつの質問からデザインしてくださったことに感謝です…!!
 
 
 
 

【Q3】以下の場面における「ワンソードならでは」だと思う部分はどういった点でしょうか?
 
①提案
 
・手段が目的化しないように気をつけているところ。
 
②見積
 
・案件によっては、成果報酬型を見越して初期費用を抑えられるところ。
 
③会議
 
・基本的に、「貴社」「御社」「先方」というニュアンスではなく自分たちも含めて「我々」という主語を使うところ。
 
④制作
 
・拒否権があるところ。
 
⑤仕事以外
 
・音楽好きな人が多い、大学の先輩後輩みたいな関係性で普段から付き合いがあるメンバーが多い。

 
 
このあたりはかなり意見もばらけたので、「相手視点」「正直に」といった、ある種一般的な内容(※)ではなく、「拒否権」のような、わかりやすいユニークさのあるものを選びました。
 
(※これは、業界の慣習的な“一般的”ではなく、私たちにとっての、という意味です)
 
 
 
 

【Q4】Q3で答えた「ワンソードならでは」の部分について、それぞれはどのような考え・方針から来ているものですか?
 
・そもそも幸せでいることがゴール

 
この回答を見て、本当にこの一言に尽きるなと思いました笑
 
手段ファーストではなく目的ファーストであること、クライアントや外注先ではなくパートナーとして共創を試みること、人に言えないようなプロセスを踏まないこと、和気藹々とした空気や関係を大切にしていること、
 
全て突き詰めれば、「人が幸せでいる」という最上位のゴールから生まれているんじゃないかなと、私は感じています。
 
 
 
 

【Q5】企業として、「ワンソードならでは」だと思う部分をQ3の5つの回答からひとつだけ選んでください。
→これについては、「Q6を書きやすくするための単なる補助線(by UKさん)」とのことなので、省略します。

 
 
 
 

【Q6】Q4の5つの回答を一言にまとめてください。
(多くても25文字程度)

 
・本当の目的が一番大事。でもそれ以外も大切にしたい。

 
「目的を一番に考える」というところだけにとどまってしまうと、どこか「融通のきかなさ」を感じてしまうというか、「バシバシ取捨選択していくデキる奴」みたいな印象を受けてしまい、それってどこかワンソードの空気感と合わないような気がしてしまうんですよね。
 
でも、その後に「でもそれ以外も〜」と加わることで、取捨選択の話が順序の話になり、がっちり硬く構えすぎてない感じが出るので、とてもいいなと思いました。
 
 
 
 

【Q7】あなたの仕事の仕方について、ワンソード以前と以後ではどのように変わりましたか?
 
・誰かの要望に応えるだけではなく、その結果、社会にどう影響するのか、どんな影響を生み出したいのかを意識するようになった。

 
この変化は、私にとっても本当に大きかったように思います。
 
そこにある案件、具体的な課題解決よりも先に、「そもそも、その仕事によって社会が良くなるのか」というフィルターを通るのは、ワンソードならではの部分だなと。
 
ただもちろん、その物差しはひとつではないので、「案件に対する拒否権」のような形で個々人レベルでこのフィルターを通す仕組みができたんだろうと思いました。
 
 
 
 

【Q8】他所では許されるかもしれないが、ワンソードでは許されないNGワードを教えてください。
 
・給料(△)

 
ここの回答、蓋を開けてみると、「やらされてる」とか「社長が言うから仕方なく」とか「うちが儲かるからいいんだよ」とか、「いや、それは他所でもダメでしょ」というものが多かったです笑
 
その中で、この「給料」という言葉が半分NG(※)なのは、ワンソードの特徴だと思います。
 
詳しい部分を説明すると長くなるのでここでは省略しますが、「価値を生んではじめて、対価をいただくことができる」という考え方を大切にしており、そのニュアンスは「報酬」という表現の方が近いため、「給料」と言う言葉はほとんど使われないのだと私は解釈しています。
 
(※「△」をつけているのは、「使っても全然問題ない場面もあるから」です)
 
 
 
 

【Q9】数々の安部語録の中から、後世に伝えたいものを3つ教えてください。
(共感している、影響を受けた、記憶に残っている)

 
・ そもそも『ビジネス=ソーシャルグッド』のはずよね。

 
この言葉は、鎌倉投信さんの「本業で社会貢献するのがいい会社」という言葉と同義だと思います。
 
今でこそ、こうした考え方が少しずつ世の中に浸透してきて、新鮮に響くことはなくなってきたのかもしれないですが、「これを創業当初から言い続けている」というところとセットにした上で、私としてはぜひ後世に残していきたいなと思いました。
 
 
 
 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 
と、このような感じで、回答のダイジェストだけで相当なボリュームになってしまったのですが、今日で最終回にすると決めたので、このまま最後まで書き切ります!!
 

セッションの様子

 
前回、以下の3つの仮案に対するフィードバックを通して、より近い言葉を選んでいこうという流れになりました。
 

 
やはり、ワークシートでも出てきた「実用性」の部分をもっと磨いていく必要があるため、セッションを通してフレーズを練り直していくことに。
 
 
 
実際にこれまでやってきた仕事を書き出して並べたり、判断に迷った場面を思い出して言い合ってみたり、色々な角度から議論する中、UKさんからのある質問から話が動きました。
 
 
 
 
「“道徳と経済の両立”は達成しているけど、この企業は嫌い!」みたいなことってないんですか?
 
 
 
 
これに関しては、程度の差こそあれ、全員が「ある」と回答。
 
そこに「ワンソードの大切にしているもの(=判断基準)」があるのではないかということで、掘り下げてみることにしました。

「あーでもない、こーでもない」と意見をぶつけあう中で、議論に終止符を打ったのは、この打ち合わせにたまたま参加していた新メンバー(当時)でした。
 
 
 
 
「要するに、両立が大事というより、それはもはや前提で、プラス“道徳発”ってのがマストなんじゃないんですか?」
 
 
 
 
もう、即採用です笑
 
もちろん、どちらが正しくて、どちらが間違っているということではありません。
 
情熱の宿る事業はそれ自体が奇跡だし、素晴らしいと心から思います。
 
 
 
 
しかし、“私たちの場合”は、どうやらこの順番が大切だったということです。
 
つまり、「道徳的な志などがあくまでベースとしてある上で、持続可能な経済を追いかける」というスタンスの企業や社長さんに魅力を感じ、そこに共感する人間が集まっているということ」が判明したのでした。
 
 
 
 
メンバーの表情も、「それだ!」とばかりに晴れ、その基準からフレーズづくりへつなげていくこととなりました。
 
 

決定した案

 
そうして決定した案がこちらになります!
 

実際の資料より

START WITH GOOD

 
 
難しい単語を使っているわけではないので、改めて意味の説明をする必要もないように思いますが、簡潔にまとめると以下の通りです。
 

実際の資料より

実際の資料より

出発点は何かを常に考えるスタンスも、そこに意味を見出せるかどうかを重要視する文化も、全てを包括しつつ、日頃の判断基準にも十分になる言葉だと思います。
 
例えば、案件の選定や採用の場面で置き換えるならば、以下の通りになります。
 
 

実際の資料より

実際、いかなる場面もこうした選択をすることが多く、逆に「お互いにとって好ましくない結果になる」という失敗の背後には、この基準を外してしまっていたこともわかりました。
 
そういう意味で、このように明確な言葉として意識することで、今後ははっきりとした判断を下せるようになっていくはずです。
 
 
 
 
 
同じ意味でもそれを表す言葉の組み合わせは無数にありますが、今回の組み立てに使われている3つの単語が、ワンソードを表現する上での最小単位なのではというプレゼンテーションにも感動しました。
 

実際の資料より


 
 
これ以上なくワンソードらしいと言える3つの単語が有機的に絡み合って、私たちの大切にしていることを表現している。
 
いやー、非常にスッキリしました笑
 
 
 
 
 
スローガンというか
 
これはもはや、経営理念と言ってもいいまである…
 
(何においても、GOOD発ってのははずしたくない)
 
 
 

総括

 
 
というわけで、3つのクエストからなる「アイデンティティを探す旅」も晴れて完結です!(長かった…!!)
 
 
「動機善なりや、私心なかりしか」
稲盛和夫さんで有名なこのフレーズ、尊敬するボーダレス・ジャパンの田口社長もよく言っていました。
 
奇しくも、ぐるっと周ってこの言葉の意味することにたどり着いたような感覚を覚えました。
しかも最高にONE SWORDらしい言葉で!!
 
そして、START WITH GOODの一言を出すために社内のみんなでワークしたり意見を出したりしたこのプロセスこそが、真の価値だったと思います。
引っ張っていってくれたUKさん、本当にありがとうございました!
 
 
とても濃い時間を振り返りながらの記事作成でしたので、かなり時間がかかってしまいましたが、「自社らしさ」を模索している企業の方々に、少しでも役立てていただければ幸いです!
 
最後までご覧いただき、ありがとうございました!!
 
次はこの「START WITH GOOD」という言葉を基軸に、CI的な部分をリデザインしていきたい気持ちもありますが、それはまた先の話…!!
 
 
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