サイトをご覧のあなたへ
はじめまして。ワンソード代表の安部謙太郎です。
これだけたくさんの情報が飛び交い、きわめて多忙な日々を送られている中、こうして私たちのウェブサイトに、しかもこんな奥まった場所にある急なお手紙風のメッセージにまで辿り着いてくださり、本当に本当にありがとうございます。
読まれるのは基本的に一度きり。限られたスペースと時間で一体何を伝えようと熟考し、伝えたい想いを綴りましたので、よければ少しだけでも読んでいただければ幸いです。
ここ1-2年に起きた変化をお伝えすることで現在のワンソードが何を成さんとしているのかをお伝えしようと思います。
変化①「ソーシャルグッド」▶「Start with Good」
2016年の創業当初は「ソーシャルグッド」を標榜していました。当時はまだまだ多義語でしたが、時代の変化もあり、「(顕在化した)社会課題の解決」というニュアンスが支配的になるにつれ、違和感が生じるようになってきました。それは、私たちは想いも実態も、「社会課題をビジネスによって解決する」意味のソーシャルビジネスだけに興味があるわけではない、というズレでした。もちろん現在もソーシャルグッドな人も企業も大好きで大尊敬です。実際に支援もさせていただいています。
ではどう考えればいいのか。
たどり着いた答えが「Start with Good」という考え方です。
「Start with Good」は「Start with Good (not Business)」というのが本意であり、「Businessを目的とした手段としてのGood=Start with Business」と「Goodを目的とした手段としてのBusiness=Start with Good」を明確に分け、我々は後者を支援する専門家集団でいたいという決意の言葉です。Goodには社会課題の解決はもちろん、想いや哲学、ロマン、夢、文化の醸成やスポーツ振興など様々な売上利益以外の実現したいなにか(=サムシンググッド)が入ります。
つまり、記号として社会課題がタグづけされていれば応援する、ではなく、結局はその中心となる「人」にフォーカスを当て、売上利益以外の果たしたいことや想い=サムシンググッドやそれを実現するための日々の事業活動への共感によって、主体的に参与するということです。
そして何より訴えたいことは、Start with Goodのほうが楽しいよ!ということを世の中に訴えていきたい、というのが代表の安部個人としての想いです。これこそが、世界の不条理や理不尽をなくしていくことができる、最も確実で現実的な方法だと考えています。だからこそ、僕たち自身が一個人として仕事を楽しむこと、人を好きになること、自己実現することもとても大切だと考えています!
変化②「デザイン」▶「マーケティング戦略伴走&内製化支援」へ
では、そのような私たちが心酔するStart with Good(以下、SwG)な企業にとってのボトルネックはなんでしょうか。潜在的にも顕在的にも最も求められる、クリティカルな課題とその原因と解決策が何なのか。僕の半生はこれを見つける旅でもありました。そこに対して価値を提供できる自分になり、世界を1mmでもいい方向へ動かす。その最前線で賢者たちと肩を並べ、最高の景色を見渡す人生にする。それが此度の人生の僕の世界との折り合いをつける方法なんです。
10年間に渡り、1000社以上の企業のご相談に乗り、300社以上とお仕事をさせていただいた結果、僕が出した答えはこうです。統計データがあるわけでもありませんが、きっと多くの人が頷くであろう結論。
経営の一丁目一番地である「マーケティング」です。
マーケティングとは、様々な定義がありますが、ここでは商品・価格・売り場・プロモーションを統合的に最適化し続ける取り組みのこととします。
このマーケティングがボトルネックになっているという仮説は一般的な企業にも言えますが、Start with Goodな企業は特に顕著です。なぜなら、SwG企業は基本的にはGoodを実現する想い(=Why)から立ち上がっていることが多く、特定の業界や分野の専門家であることがほとんどです。一方で、想いを実現する戦略戦術(=How)についての知見は相対的に弱いことが多い。さらにGoodネイティブな人たちは、多くは謙虚で誠実で、自身がやろうとしていることや提供していることを「当たり前」と思っていることが多く、それをひけらかしたり、ことさら言葉にして表立って標榜したりしないことが多いのです。平たく言うと、発信や顧客とのコミュニケーションベタな企業が多い。
でも果たしたいグッドがあるなら何か動き出さねばならないことは皆よくわかっています。また特に多く勘違いされているのは、100を200とか1000で伝えるイメージだからおかしくなるんです。「100を100で伝える努力をしましょう」と強く訴えています。このアハ体験だけで業績が飛躍的に向上した人たちは少なくありません。また、あなたが適切な情報発信やコミュニケーションを行っていなかったせいで自社よりも劣る(よろしくない)他社の商品を手に取るお客さんがいてもいいですか?本当にいいもの・価値を提供しているなら答えは変わってくるはず。それが家族や大切な友人ならなおさらです。逆に遠くの人にしか勧めたくないなら商品に自信がない何よりの証拠。今すぐ商品の改善・アップデートに取り組みましょう。
さらに結論を言えば「マーケティング施策」の精度や質ではなく、「マーケティング戦略」とその「推進力(得てして=組織)」にクリティカルな課題があることのほうがほとんどだと確信しています。逆に言えば、ここさえ解決できれば飛躍的に成長していくことができることがほとんどだと考えています。
その結論に至った理由を時系列でお話しますね。
個人事業時代も含めると受託事業を始めて早いもので10年以上が経ちました。ハッキリと解像してなかった部分もあるにせよ、世の中をよりよくしようとする人たちに寄り添い、共に一太刀いれる実働部隊をつくるんだ、というイメージは設立当初から変わらず、これまで大切にONE SWORDを育ててきました。(後述しますが創業当初、鎌倉投信に衝撃を受け、彼ら(投資信託モデル)の現場実働部隊バージョンを創りたいと考えたのです)
これまでは制作や広告、DXなどの施策群を「デザイン(課題解決)」という言葉で括り、デザイン会社を標榜していました。ただ、実はこの1-2年、ある壁にぶち当たり、大きく方向転換を行うことになりました。
どういうことか。
それは、上記で上げたような施策の受託事業だけでは持続的な成長に貢献するには限界があると気付いたということです。
ウェブサイト一つを納品した「だけ」では継続的なコミュニケーションを磨き上げていくことはできません。せっかくの母艦があっても的確なディレクションがなければ機能しません。そうなると、ウェブサイトうんぬんという施策の話ではなく、根本となるマーケティング戦略が重要になってきますし、それが一貫性を持って各施策に反映され、完遂されるかのほうがカギになってきます。これを制作案件というスコープで請ける形ではよほどの単価にしない限り、責任範囲の観点でも提供リソースの観点でも合理性がきわめて取りづらいわけです。
継続的に関われたとしても同じことです。例えばYouTube伴走支援をしても、やはり経営〜幹となるマーケティング戦略が脆いと、すぐに軸がブレ、頓挫します。振り返りの精度も低いことも多く(そもそも振り返り文化がない組織も多数)、その経験も活かされず、また新たな魔法の杖よろしくなプロモーション手法を求め、さまよい続けるマーケティングゾンビと化してしまっている企業は跡を絶ちません。
そんな考えから、現在の「マーケティング戦略伴走支援」というサービスドメインに至ったわけです。またいくら戦略がよくても実行されなければ意味はないし、完遂しなければ真の検証にはなりません。そこで戦略ディレクションだけでなく、プロジェクトマネジメントも必ずセットで提供しています。ここにはチームビルディングなど組織の課題も関わってきます。
さらにこれを代行という形で提供し続けるだけだと、丸投げ依存型になってしまうリスクがあり、結局パートナーの社内にナレッジがたまらず、予算掛け捨て型の施策になってしまうので、社内にきちんと知見やマーケティング文化がストックされるよう、適宜「内製化」プログラムも推し進められる建付けにしました。現在進行形で商品を磨き続けています。
結論をまとめると、
「その事業が成長すればするほどGoodが実現しインパクトが最大化するという構造をデザインした上で、マーケティング戦略伴走&内製化を軸に最適なマーケティング施策を推進し、事業を最速で成長させる」
これが新たなワンソードの提供価値です。
今世界にとって、きわめて重要にも関わらず、十分な供給と十分な研鑽が足りていない分野だと思います。おぼろげでハッキリと捉えることができなかった理想の形が、やっと輪郭を捉えることができたと確信しています。Start with Goodに共感を寄せてくださるかた、実践する企業はもちろん、それを支えるハートフルで優秀な専門家をワンソードは求めています。ぜひ、気になってくださったかたはどんな形でも構いませんので、ぜひご連絡ください。これまでもたくさんのかたのご紹介で出会いをいただいてきました。本当に本当に感謝です。
不意に現れたこの長文を、まさかこうして最後まで読んでくださったとは。。本当に有り難いことです。メッセージやコメント、直に一言感想などお声がけなどいただけると大変喜びます。何より救われますし、また一日がんばれます。それでは今日はこの辺りで、また偉大なる日常(現場)に戻ります。本当にありがとうございました!
ONE SWORD株式会社 代表取締役 安部謙太郎
ONE SWORDのはじまり
はじめまして、こんにちは。
ONE SWORD株式会社代表取締役の安部謙太郎です。
ワンソードは、“ソーシャルグッド”な個人や企業を支援するプロデュース会社です。
せっかく間違って(笑)こんなサイトまで辿り着いてくださったわけですから、今日は一つだけお話をさせてください。
特に、今僕に関わってくださっているあなたに、これだけはお伝えしたいということです。
普段なかなかこんなことをじっくり話すこともありませんから、
こんな場所からで失礼ではありますが、どうかご覧下さいませ。
綺麗なものも、汚いものも、たくさん見てきた。
周知の事実ですが、世の中にはいろんな会社があります。
僕自身、大学院卒業後すぐ25才から始めた個人事業で
さまざまな受託事業(クライアントワーク)を経験し、それはそれは数多くの会社を見てきました。
理念を全員で共有し、目標に向かって日々モチベーション高く、みんな楽しそうに働いている会社。
社長は儲かって仕方ないって顔をしているのに従業員は死んだ魚の目をしている、もしくはなにかに怯えながら働いている会社。
一見前者に見えるけど、あとになって後者であることが露見した会社。その逆は…あまりないかも。
他にもお金だけがぐるぐる動いている会社や、なにやら楽しいサークルみたいな会社などなど、ホントに様々です。
正直、中には存在自体許せないなと思うレベルの会社もありましたが、
現実そういう様々な会社が存在して社会を動かしてるということは事実なので、
否が応でも受け止めなければなりませんでした。
じゃあ肝心の自分は、そしてワンソードはどんな企業と、どんな人と向き合うべきなのか。 簡単に答えは出ませんでした。
むしろ、もともと愛と平和を愛するバンドマン(笑)だった僕は、 そういうビジネスの世界から何度も何度も逃げたくなりました。
長く自問自答の日々を過ごしました。
絶望の中に見た希望の光
そんなある日、尊敬する鎌倉投信の代表取締役 鎌田恭幸氏から大きな気付きをいただきました。
初めてお会いした日、氏はこう仰りました。
「社会にとっていい会社をふやしましょう」
「いい会社とは、本業を通じて社会に貢献している会社のことです」
たった2行の言葉でした。
僕の頭に衝撃が走りました。
そして、それまで感じていた世の中(というより現行の資本主義経済制度)に対する違和感の正体がわかったのです。
「本業を通じて」というところが画期的なのです。
つまり、氏は、誤解を恐れずに言えば、
「社会貢献にならないことで稼いだお金で社会貢献をしてもいい会社とは言わない」
と断じたのです。
では、「本業を通じて社会に貢献しているかどうか」をいい会社の条件にするということは、どういうことでしょうか。
あくまで僕の解釈ですが、
「とりあえずなんでもいいからお金を稼いで社会貢献すればいいんだよ」
というある種の正論を真っ向から否定する立場をとったということです。
CSRとか、CSVとかといったマーケティング用語に象徴されるように、
生んだお金を清いことに使い、
「社会的信頼」を得ている企業や個人は多くいます。
でも、そのお金を産む過程で泣く人がいたり、
従業員にしわ寄せがいくようなものだったら、
それはただクサいものにフタをしているだけで、いい循環は生まれません。
むしろ、多くのステークホルダーの心を蝕んでいるという点で、
負の連鎖を産んでいるようにすら思えるのです。
もちろん、その実を見抜けない僕たち消費者にも問題があります。
僕たちは人間生活を送る上で、
もう既にこの経済活動の一部に組み込まれています。
その意味で、息を吸っているだけでこの構造に加担していることになります。
でもだからといって
「そうなってるんだから、仕方ないじゃないか」
とは全く思えないし、
その意識さえもしあれば、それだけで、
実際の行動に一定の正のバイアスがかけられるでしょう。
その点で、清濁併せ呑むという言葉は僕は嫌いです。
都合のいい言い訳としてその言葉は絶対に使ってはいけないものだと思います。
「ソーシャルビジネス」という言葉に対する違和感。
近年「ソーシャルビジネス」という言葉が言われています。
これにも強い違和感を感じていました。
そもそも社会に必要とされるコトやモノづくりを市民の代わりにやる組織が会社なのであって、
すべてのビジネスはソーシャルであるはずだったからです。
それがいつの間にか「お金を稼ぐこと」自体が目的になり、
「(事業内容はさておき)業績をあげて株主に還元しているから偉い」とか、
「(事業内容はさておき)雇用しているから偉い」ということがまかり通るようになってしまいました。
実に巧みなすり替えです。
よく考えたら、いや、よく考えなくてもそんなわけないじゃないですか。
それで泣く人がいたらダメに決まっているじゃないですか。
「仕事なんだから」とか「世の中甘くない」とかそういう言葉がバンバン飛び交う社会に誰が安寧を感じられるだろう。
そんなことのための経済発展をみんなで目指してくれなんて、
先人は果たして現代の僕たちに言ったのでしょうか。
僕にはいつの間にか大切なことが置き去りにされて、
いろんなものが都合よくすり替えられているようにしか見えないんです。
だからこそ、
「本業を通じてダイレクトに社会に貢献している」という基準は画期的であり、衝撃を受けた考え方だったわけです。
至極真っ当な企業の在り方を示す、なんてわかりやすく説得力のある基準だろうか。と感銘を受けました。
そしてその考え方で創られた鎌倉投信のビジネスモデルの美しさは まだまだ今の僕には眩しすらあるレベルで、
とてもではないですが、偉そうに言及することすら憚られます(していますが)。
鎌田社長、この場をお借りして御礼申し上げます。
さて、ここに一つの言葉があります。
道徳なき経済は罪悪であり、
経済なき道徳は寝言である。
二宮金次郎として知られている二宮尊徳の言葉です。
彼は、道徳的ではないことで経済を得ることを、「罪」つまり犯罪であるとまで言いました。
同時に、経済的合理性を伴わない道徳をいくら叫んだところで
それは「寝言」つまり絵空事であると切捨てたのです。
さすが昔の偉人は強烈ですね(@_@;)コワー
この言葉今では僕の最も大切な教訓の一つになっています。
ワンソードにとってのソーシャルグッド
そこで、ワンソードではある基準を設けることにしました。
今までにない新しい価値を創出している個人や企業
業界を是正するためイノベーションを起こし奮闘する個人や企業
創造的で魅力的なカルチャーを生み、育む個人や企業
この基準は経験をもとにして創りました。
これまでに関わってきた人や企業を振り返って考えてみると、
この3つのどれかに大別することができたからです。
もちろん、これは大変な理想です。
ややもすれば綺麗事だけで経済的合理性が伴わない「寝言」になってしまいます。
そうならないために、日々実践を通してマーケティング技術の向上、
そしてより高い次元でブランディングを実現できるよう精進しています。
そして負の連鎖を断ち切る新しい連鎖を起こす波動メーカーでありたいと思っています。それはとてつもなく無謀だし、戦う敵がそもそも一体誰なのかすらわからないほどに強大です。
でもだからこそ最初に一太刀入れる存在が必要なのです。
それが僕なりのソーシャルグッドであり、
ワンソードにとってのソーシャルグッドであるとここに宣言します。
そんなソーシャルグッドな個人や企業を世に輩出することが快感であり、
そこに使命を感じているわけです。
昔からなんでも大げさ・自意識過剰・空回りな人間でした。
でも、今ではそんな僕に、ハートウォーミンで愉快な仲間が集まってくれました。
彼らを裏切らないためにも、ワンソードのミッションを達成するためにも、地に足つけて誠実に、あとは最高にふざけて楽しみながら毎日を過ごしたいと思います。
今後とも、ワンソードをなにとぞ宜しくお願い申し上げます。
代表取締役 安部謙太郎