4小節のロック楽典①  David Bowie~世界を売った男~

三十になりました十川です。久しぶりに音楽の話しようと思います。

ロック楽典とは

ここでは、ロックにおけるコード進行等の音楽理論のことを指します。
自分が勝手に呼んでるだけなので細かいことはあまり気にしないでくださいな。

僕がロック楽典と出会うまで

もともと理系だった自分は、中学生のころにギターを始めたのがきっかけでコード理論にドハマリしました。

いろんな曲をコピーしながら「これが…〇〇度の響き…おもしろい…」と一人でニヤニヤ。活字が苦手なのでこういう本は読めなかったです。

ピアノを弾いていたころに音感を養っていたこともあり、
CMやBGMも含めて、耳に入る音楽をほぼすべて分析しながら聞く癖がついてしまいました。
歩くコード進行ビッグデータと名乗りたいくらいです。

その結果、悲しいことにどこにでもあるコード進行では満足できない体になってしまったのです。

そんな自分は当然プログレに走りました。
聞いたこともないコード進行、変拍子、変な音、、プログレは刺激に満ちていました。

そして高校に入学してからはロックンロールと出会いました。
まとまったサウンドにガツンとくるメッセージ。「か、かっこいい。。」

当時のガツンとくるメッセージ代表の方々

そうしてるうちに、まとまったサウンドにも聞いたことのないコード進行があるのに気が付きました。
それを「尊い」と感じたのがロック楽典との出会いです。

ロック楽典はすごいぞ

ロック楽典において大事なのは
・奥深さ(おもしろい、他の人が誰も使ったことがないんじゃないかってくらいの新規性)
・聞きやすさ(自然、無理やり新規性を追い込んでない)
両立です。

今でこそ分析をせずに曲を自然体で聞くことが出来るようになってきました。
それでも「奥深さ」と「聞きやすさ」の両立はそれだけで芸術として成り立つと思っています。

この感覚をなんとかして色んな人と共有したいので、この観点でイケてる曲をこれからたまに紹介していこうと思います。

第一弾は「David Bowie~世界を売った男~」

David Bowieといえば最近亡くなってしまったグラムロックの代名詞的存在。
そんな彼の曲の中でも、NirvanaがMTVアンプラグドでカバーしたことでも有名な「世界を売った男」を紹介します。

聞いたことのない方はぜひ一度聞いてみてください。

wikiのリンク置いときますね

この曲に出てくるコードは主に「Am, Dm, F, C」の4つ。
かなり親和性の高い4つのコードで安定感、何なら古臭い感までします。

この安定感の一因には、「平行調」があります。AmとC、DmとFがその関係に当たります。

この曲はギターの単音フレーズで始まって、「Am – Dm」 と「F – C」の上で同じフレーズを使い回すのが印象的ですけど、こういうのはよくあります。

なにげにサビ前にメジャーの「A」も出てきてていい味出してるんですけど、真髄はサビにあります。

真髄「サビ」

特筆すべきは3小節目のC#。どんな発想しとるんや!ってくらいキワモノです。

あまりに唐突な「C#」
主要4コードの「Am,Dm,F,C」の音階全てに含まれないC#がこんなところで出てくるとは。。
にも関わらず心地よい。

前後のフレーズで馬鹿みたいに正直な音階を使ってるギャップもあって、
これでもかと言わんばかりに神秘的な感じが出てます。

もしここに既出のコードをいれたらこうなってます。
※「F」は前後のコードと連続するため省略

Am

Dm

C

。。。

つまらないと思いませんか?
あまりに「フツー」過ぎて。
 

ここまで聞いた上で本来の「C#」を聞いてみましょう。

最後にもう一度本来のフレーズを聞いてみましょう。
「面白いのに聞きやすい」というバランスを感じてもらえるでしょうか?
※サビから始まります


ありがとう。David Bowie。。

最後に

ロック楽典第一弾いかがだったでしょうか?

なんかもう自分でもちゃんと説明できてるのかどうかよくわからなくなりましたけど、興味を持ってもらえたら嬉しいです。

最後にDavid Bowieの名言をおいて終わります。

僕には押しつけがましくて荒々しい精神的な支えが必要だ。きちんとした宗教じゃ満足できない。実際にそういう宗教にも触れてみたけど、僕が求めているのは信仰じゃないんだ。僕は何も信じたくない。僕が求めているのは知識だ。

-David Bowie ※出典https://nme-jp.com/news/13163/3/

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